こんにちは!
ピラティスインストラクターの宮永なおです。
前回の「肩・肩甲骨がこり」を運動で解消する記事のつづきになります^^
前回の話をちょっとだけ復習しましょう。
そもそも「こる」というのは、筋肉の「伸び縮み」が少なくなっている状態です。
つまり、血行が悪くなってしまうということ。
では「なぜ血行が悪くなるのか?」を考えていくと、その原因は大体以下の3つになります。
血行不良になる3つのパターン
1.精神的な緊張がつよい
2.姿勢が悪いまま日常をすごす
3. 日常の動きが少ない(特に手をあげる動作)
今回は2,3の「姿勢と動き」から、肩こりの解消法を考えていきます。
1.肩こりになりやすい姿勢
いうまでもなく、「猫背」が肩こりになりやすいです。
しかし、なぜ「猫背」になるのか、という「猫背」になる動きのクセを特定することが重要です。
まずは単純に、猫背の時の、筋肉バランスを見てみましょう
イラストの● 胸、首の後ろの筋肉が縮んでカタイ!
イラストの● あごの下、肩甲骨まわりの筋肉が伸びてヨワイ!
ざっくりいうと、猫背の肩こりさんは、こんな筋バランスになります。
じゃあ、このカタイところをほぐしたら、肩こりはよくなるのか?
その答えは「ノー」だと、私は思います。
猫背になるときの、「動きのクセ」に気づいて、根本的に変えていかないと
きっとカタイところをほぐしても、またすぐにカタクなってしまうことでしょう。。
猫背になりやすい「スウェイバック姿勢」
圧倒的に、スウェイバック姿勢の現代人が多いです。
そして、スウェイバックの結果、猫背になる方も多いです。
スウェイバックを簡単に言うと、スマホやパソコンをする時などに
「体を少しうしろに引いて」
「そこから首を前に突き出す」
姿勢のことを言います。
さて、スウェイバックをイラストで見てみましょう
イラストの〇に注目です!
下の〇は骨盤(ぐりぐりの骨)
上の〇はろっ骨(10番目)
骨盤より、ろっ骨のほうが後ろに引けていますよね?
つまり、これが「体を少しうしろに引く姿勢」です。
スウェイバックしているので、スウェイバック姿勢といいます。
フーン、とおもっているあなた!
いま、一度スマホを机に置いて、もう一度手に持ってのぞき込んでみましょう。
すこし、体重を後ろにひいて、スマホをのぞき込みませんでしたか?
これは、前に「スマホ」というおもりが来たために、バランスをとるために体を少し引くという作用です。
※私たちはこれを「カウンターウェイト」とよんでいます。
そう、後ろにスウェイバックしたから、頭が前に出て、猫背になる
そういう方が、とっても多いです。(違うパターンも多いですが!)
スウェイバックを運動で変える
もうこれは、「スウェイバックしないで動く」のを繰り返す
ことです!
たとえば、プランクというトレーニング。
これがやりたい動きです。
これに対して、スウェイバックのプランクは…
このようにおなかが下がってスウェイバック姿勢になり、さらには猫背にもなっています。
肩こり解消のために、肩を動かす運動ももちろん行いますが、どんなエクササイズでも、
動きのクセをよくしていくことで、肩こりも「根本的」に変わっていく
…というのが、私の
「運動で肩こりをよくする」
方法に関する、答えになります。
おそらく最初は、インストラクターの指導がないと、難しいと思うので
ぜひ亀戸駅徒歩五分のhealth fitにお越しください!
では、スタジオでお待ちしています~
宮永なお